TADASHI

ザ・プロムのTADASHIのネタバレレビュー・内容・結末

ザ・プロム(2020年製作の映画)
4.5

このレビューはネタバレを含みます

ミュージカル映画の中でもトップ入りするような勢い!!

まず全ての曲が最高にハマった。
結構ミュージカル好きで観てる方(それこそ舞台とかも含めて)だと思うけど、なかなか全曲が最高にハマるって(しかも初見で)多くないので嬉しい!

入りから「もう大丈夫」という安心感。
gleeも観てて大好きだったから、絶対泣くし絶対好きになると思ってたけど、完全に泣いたし好きにしかならん…!

全てのキャラクターが全部良かったし、大好きだけど、その中でもジェームズ・コーデンが演じていたキャラクターのバリーはダントツに応援できた。少し自分自身の境遇と重なるものもあったせいだと思う。
「それで済むと?」「僕は理解なんかより愛してくれる母親が欲しかった。」「怖かったって?それは僕だ」
母親との再会のやりとりが本当に苦しかった。母親も過去の事は悔やみ続けるしかないし、でも今あなたに出来るのは間違いを認めて謝る事だけっていう向き合い方をしてくれて本当に嬉しかった。
あとエマからプロムに誘われて、自分がプロムに行く歳だった頃、勇気が出なくて好きな子を誘えずプロムにも行けなかったという悲しい思いを抱えてて、あの頃望んだ形とは違うけど、ようやくプロムに行ける!と心から喜んでたのが、もうそれだけで嬉しくて涙が出た。

エマちゃんはなかなか大きなトラブルの渦中でしんどいはずなのに、結構笑顔でしかもアップめの曲多かったから、キャラクターとしてめちゃくちゃ応援できる。
むしろ恋人の方がエマとお母さんの板挟みで、しかもお母さんに喜んで欲しくて、お母さんの理想を目指してきたのに、それが一瞬にして崩れてしまうかもという恐怖の中で闘ってて、とても辛かったろうな…と。

1回観ただけで、まだまだレビューが書けそう。これ以上やるととんでもない長文大作になりそうなので、一旦打ち止め。
にしても余韻がえぐい。
TADASHI

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