2020新作#48
予告編から楽しさが伝わって来たし、Gleeの監督なのでとても楽しみしていた。
高校生のエマが同性愛者と言う事で、卒業前のダンスパーティー「プロム」に参加する事を禁じられた。それを知った落ちぶれ役者達が自分達のイメージ回復の為にエマを助けようとする。爽快な歌のオンパレードだし、エマ役のジョー・エレン・ペルマンの伸びやかな歌唱が聴いていて気持ちが良い。
これに、メリル・ストリープ、ニコール・キッドマン、ジェームス・コーデンらがべテランらしい華やかさを添えてくれた。コーデンの役柄も同性愛者で親から愛情を得られなかった過去を持ち、エマの良き協力者。
ラストはハッピーエンドで終わり、気分良く見終えた人も多い事だろう。
ただ、130分はちょっと長すぎるかな？曲が多いし、主人公はエマだと思うのだが、他の人物のストーリーも盛り込み過ぎ。その辺を削った方が良かったと思う。Gショーマンやアリー・スター誕生に比べ歌のクオリティーも高くはなく、バラエティーに富んでおらず似た様な曲も多かったのも長く感じた理由。
先ほども書いたが、主人公はエマなのにベテラン俳優達のオーラが強すぎだから、歌以外でエマがあまり目だっていない様に見えた。このポスターにもエマいないし。
それに、Gleeでも同性愛者のキャラがいたから、また同じ様な事今更やるのは何故だろうと思ってしまう。それにGleeの場合は有名曲が沢山登場するからGleeを見た側からすると、これならGleeの方が楽しめる。メリッサ・ブノワ目的でシーズン4しか見ていないが、思わず歌いたくなるシーンが目白押しだった。
日本にはプロムなんて習慣は無いから、そんなに大事な物なのかと疑問に思うのは自分だけだろうか？
