アメリカの学生達にとってプロムって人生においてすごい大事なイベントであることは数多くの映画やドラマを観てきて重々承知していました。学生であるその時その瞬間に好きだったあの子と踊った腕を組んで会場へ行った…若い時のそういう感情とか思い出って、きっと大人になってその子とはもうなんでもなくなってたとしてもずっと心に刻まれて、思い出しては楽しい気持ちになったり、ちょっぴり甘酸っぱくなったりするんだろうなぁ…！！いい風習だなぁ💛
今作ではそんな素敵な催しが中止にされてしまう、それもLGBTを理由に…っていう結構ショックな感じから始まります。中止だって言い張る大人たちだって、好きな子と一緒に行ったプロムはいい思い出なんじゃないの！！！って観ながら怒ってました。好きな子とプロムに行って踊りたい！そんなのみんなが思ってる普通のことで、その好きな子がたまたま同性だったってだけじゃん！！やはりこういう楽しいことに水差してくる大人って嫌よね。しかも自分は正論ぶちかましてる気になってる系大人も無理。そんな時に立ち上がったブロードウェイを都落ちしたような大人たち！動機は不純だったけど、彼らのただただプロムっていう最高に楽しい場を高校生たちに体験してほしい！って気持ちはめちゃめちゃ最高だったし、かっこよかった。こういう映画を観るたびに、子どもの教育に本当に必要なのは正論ぶちかましてくる大人じゃなくて、ちょっとくらいクレイジーでも人生を教えてくれる人だなって思う。
ポスターに載ってる大人のキャストたちに惹かれて観たから、もう彼らは言わずもがなすんばらしい歌を披露しててお腹いっぱいなのに、高校生キャストたちのみずみずしい歌声も最高でした。
プロムいいなぁ。一回参加してみたいなぁ。もう無理か笑
