オペラ座に潜む怪人が、主人公に歪んだ形で想いを寄せるという結果的に切ないお話。
正直、自分はミュージカルが苦手です。
なぜに突然歌い出す?(笑) それが、昔からどうにも違和感を感じており、基本的には避けてきました。
劇場で生を見るならいざしらず、映画でこれって、見てて絶対恥ずかしい。そう思ってました。
それが、当シアターで是非ともこちらの作品を上映したい、と申し出があり、しょうがないなぁ~ って上映したら、これにはすんなり引き寄せられてしまいました。
まず、あの誰もが知ってるであろうテーマ曲? 昔はCMでも使われてました。あれが流れるだけで、なんか こう 重厚感というか、圧倒されます。
更に、オープニングのつかみが抜群!
現在を表すモノクロ画面から、例のテーマが流れ、鮮やかなカラーの過去に戻るシーンは何度みても圧巻です。
あと、歌も素晴らしいです。序盤で主人公が歌う「シンク・オブ・ミー」も素敵ですが、クライマックスで謳われる「ポイント・オブ・ノー・リターン」は名曲すぎて心にささります。
ジェラルド・バトラーもがんばって歌ってます。とても「300」と同一人物とは思えません(笑)
この作品に出合ってから、ミュージカルもとりあえずチャレンジしてみよう、って思えるようになりました。
ちなみに、タイトルしか知らなかった時は「切り裂きジャック」が怪人だと勘違いしてました(汗) 同じように誤解してる人いたら、全然違いますので、ご注意を!