NY市警のニック(マイケル・ダグラス)とチャーリー(アンディ・ガルシア)はレストランに居る際にヤクザ同士の争いに出くわす。
そのヤクザのひとりである佐藤(松田優作)は相手を殺害し、ニックらはすぐに追跡し逮捕する。
日本国内で指名手配されていた佐藤を日本に護送する為にニックとチャーリーは伊丹空港に降り立つが、警察官を装った佐藤の子分に騙され逃亡されてしまう。
大阪府警の松本(高倉健)を護衛につけ捜査に参加したいニックとチャーリーだが・・・。
『ブレードランナー』リドリー・スコット監督作品。
劇場公開時以来、約32年ぶりに鑑賞しました。
公開当時は松田優作が亡くなる前で、感傷的なもの無しで見たんですよね。
見終わった時に「松田優作すげー!」と高校生だった私は率直に思ったのを憶えています。
ですから鑑賞数日後に彼が亡くなったニュースを見てめちゃくちゃショックを受けましたねぇ。
久しぶりに見ても、言わずもがなですが松田優作の存在感が際立ってます。
序盤から鬼気迫る演技で度肝を抜かれました。
癌を患ってる事を隠して撮影に挑んでいたそうですが、覚悟の上だったのでしょう。
だからこそあんな演技になったのかな。
しかし出演者が主要4人以外も何気に豪華。
若山富三郎や内田裕也、安岡力也など亡くなられた強面系の存在感たるや…。
日本の描写にヘンなところはあるにしろ、凄まじいバイオレンス映画でした。