じぇるね

劇場のじぇるねのレビュー・感想・評価

劇場(2020年製作の映画)
4.3
ついに鑑賞映画本数500本。
500本目は、又吉原作の『劇場』でした!

会いたい人に会いに行く。
こんな簡単なことがなんで出来なかったんだろう。

一番安全な場所で紡がれる物語。

ちはやふるでも演技上手いな〜!って思ってた松岡茉優ちゃん。
え、同じ歳なの…凄すぎない……??

底抜けに明るい沙季だけれど、たまにする悲しい笑顔が我慢してるんだなぁと感じさせる演技。本当にこの女優さんは上手い!
役によって変化するのは本当にすごい。


解散寸前の劇団『おろか』の演出・脚本を担う永田は、ある日自分と同じスニーカーを履いた沙季と出会う。紗季の家に転がり込む形で一緒に住みはじめた二人だが……。

距離感が絶妙。
永田がクズな人間性なのを絶妙に演じててすごい。

沙季が不憫だったんだけれども、永田のことを本当に好きだからこそ、すれ違ったり、切ない感じになったのでは…と思った。好きじゃなかったら悩まないしね…!

自分に才能がないと言うのもわかっているのに、プライドが邪魔している永田。地方から出てきて女優を目指しながら頑張る沙季。

なんだかラストは泣きそうになりました。

ラストの見せ方うまいなぁ。
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