JTa93Eの続き

劇場のJTa93Eの続きのネタバレレビュー・内容・結末

劇場(2020年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

人には薦めたくない、俺映画がまた一本増えてしまった。って鑑賞後のホクホクの状態で、駅まで歩く余韻が好きや。


本来シネコンでかかる予定が上映館数減らしてサブスクと同時公開ってのは、映画産業史を振り返った時にターニングポイントだったと将来的には語られるのかも。

展開としてベタに感じる部分もあるし、永田のクズっぷりや沙希の甘やかしっぷりが引っかかる時間もあるんだけど、自分の置かれてる現状が遠からず近からずなのを含めすごい勢いで刺さった。

個人的に本作を鑑賞して一番によぎったのが『何者』で、ラストの拓けていく感覚そっくり。
『何者』の方がもう少し意地悪やけど。

どちらも共通する演出として主観的だったものが客観的に変わる瞬間を見せてしまう場面があり、フィクションに見え過ぎるから嫌う人もいるだろうけど、どちらの作品にとってもここは白眉だと思う。

人間関係が上手くいかない・仕事が上手くいかない・人生が上手くいかないのは自分を表現する上に置いてはそれすら重要な事である。って演出なのでラストのお面も動きも全て出会えたから生まれたんだという一種の人生賛歌ともとれるから最高。


こうして『何者』で背筋を伸ばされた大学生の俺は、数年経て『劇場』にケツを叩かれましたとさ。