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ブラック校則のnamのレビュー・感想・評価

ブラック校則(2019年製作の映画)
3.7
「抑圧された鬱憤が解放される爽快青春ムービー」

huluなどのドラマ版は未鑑賞。
ジャニーズ2人が主演の学校ドラマで物静かな創楽(佐藤勝利)と陽気で軽いノリの中弥(高橋海人)が1人の女の子のために奮闘するとの事で構図的には同じくジャニーズ2人が主演した「野ブタをプロデュース」がを思い起こさせる組み合わせ。

地毛が茶色い女子が校則というルールの名の下抑圧されているので校則をなんとかするために立ち上がるという展開でしたが、序盤はなかなかストーリーが進展せず、個人的なには校則をぶっ壊すまで行ってるのでもっとアグレッシブな展開を期待してたのでやや退屈。

その分、ヒロイン以外の様々な生徒が溜めてる青春のモヤモヤを描いてます。そして終盤に複数の生徒たちの校則に象徴される自分らしさを出せないタガを解放するかのような後半の展開はなかなか胸が熱くなります。

「学校へ行こう」の企画にあった"未成年の主張"のような思春期ならではのモヤモヤをブチまける感じがとても爽快です。

ただ本作の白眉は主演の2人でなく、吃音症でいじめられて気味の東くん(達磨)に持っていかれた印象でした。

主演の2人は最初こそジャニーズかぁとか思って観てましたが、次第にキャラが馴染んで違和感はなかったです。ただ途中で2人がハモりながら歌うか"翼をください"は抑圧された学生たちの想いの代弁するいいシーンなのですが、もっと上手かったら!より感動したのにと残念にはなりました。

とはいえ青春映画としてはバランスよく、幅広く楽しめる作品です!