腕は一流だけれど喧嘩っ早い料理人のアルトゥーロは傷害事件を起こし、更生の為の社会奉仕活動を命じられる。
それは、施設でアスペルガー症候群の若者たちに料理を教えるという内容だった。
そんなある日、料理の才能を見せていた青年・グイドが料理コンテストに出場する事になり、アルトゥーロはその付き添いを任される事となるが…というお話し。
料理っていうのはそれぞれの材料がただ一つに合わさっている訳じゃなく、具材や調味料の味わいや個性や特徴が調和し補い合っているもの。
それは人間関係も同じで、ただ人が集まって個別に役割をこなしているだけの世の中なんてたぶん味気ない。
だけれどちょっとした挨拶やコミュニケーションをとるだけでも日常はちょっと美味しくなる。
そして美味しい料理は体にも心にも栄養を与えてくれて、人はフルパワーを出せる。