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これは君の闘争だのkapoのレビュー・感想・評価

これは君の闘争だ(2019年製作の映画)
3.6
改めて資本主義という世界で起こる
裏と表みたいなのを感じた。

展開や構成に飽きがなかったし、
登場人物たちの個性も素晴らしかったし、
ドキュメンタリー映画の中でも
映画的に好きだった。
(視点的には一方的なのかもしれないけど)

と言いつつ、日本人の私にとって
この手のムーブメントに心からピンと
来るかと言われればいつも疑問に思っていて。

自分が社会への怒りをあまり持てない、
人と一緒に同じ動きをするのが苦手な
冷めた部分があるからかもだけど。

人間って嫌なモノへの結束が
一番強いと思っているので、
ある種そういう意味での繋がりや熱さが
羨ましくも思う部分がある。
あと若さ故の熱量。
で理解しきれない歯がゆさもある。

日本では無いであろう
抑圧と解放の圧倒的な熱量があった。
そしてある種の自由や幸せについても
考えさせられた。

自身の社会活動を
どうして行こうかとも改めて。

自分がいる世界は今のところ
まだボーッとしてられるけど、
いよいよこの世界が身近に
来るよなと思うとドキドキする。

資本主義と奴隷を早く読もう。
最後のラップが一番好き。
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