Shibawithbread

列車に乗った男のShibawithbreadのネタバレレビュー・内容・結末

列車に乗った男(2002年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

歩んで来た人生の異なる二人の男。
オレンジ色のライトの灯った部屋でピアノ曲について語らいながら、青い夜に廃墟で銃を片手に詩について語らう。
ともに過ごした数日間で彼らの人生は滲みあい混じり合う。
電車に乗っていたのは、電車に乗ったのは誰だったのか。

「二人を相手に勝てるのは映画の中だけ」

「私は刺繍を除けば20世紀初頭の良家の娘の教養は身についている」

「我らは時代やハトのごとく去る」

中国のわが心の女(ひと)よ
青く澄んだ鐘楼に年老いた両親と住む
鵜の巣くう黄河のほとりで

・フェチの多い映画だった
_
新橋(ポンヌフ)で私は会った
平底船や地下鉄の駅の
遠い歌が聞こえてくる…
新橋(ポンヌフ)で私は会った
杖も犬も札もなく
哀れみを乞う男に
彼の前を人波が流れる