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列車に乗った男のhimacoのレビュー・感想・評価

列車に乗った男(2002年製作の映画)
4.4
さびれた街で列車を降りたミランはアスピリンを買うために立ち寄った薬局で初老の元教師マネスキエと出会う。

見るからに訳ありげなミランと真面目に歩んできたマネスキエの数日間。
会話、目線ひとつひとつに込められた2人の関係性が次第に心に染み込んでくる。

マネスキエが意外なほどお茶目なキャラで、所々に映画愛を感じる。
『映画の見すぎだ』なんてセリフ私も言われたい。

憧れを感じ始めたお互いの人生、知らず知らずのうちに涙が流れ出す。

流れる曲、特にマネスキエも弾くピアノ曲はとても印象的。
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