Risa

ザ・ミルク・システムのRisaのネタバレレビュー・内容・結末

ザ・ミルク・システム(2017年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

台風来るので、サスティナブルや温暖化にもっと目を向けたくて見たかったものを。

さて、今までお金を出して飲んでいたものは何なんだろう、、、と自分を疑いました。ほとんどが沢山挟まる中間業者の人件費じゃない?

ヴィーガンの人が増えている理由がうなずける。
ヴィーガンの人を極端過ぎる人と見るのは間違いで、知ってしまったら野菜以外を食べることが耐えられない人達が一定数いるのはとても自然すぎる。

受精卵のカタログ、人工授精、常に妊娠した状態を作り、放牧されている自然的な牛の寿命と比べて僅かの4分の1が普通なんだと。

拡大していく酪農家達は、多少収入は増えていったかも知れないが、とても高コストな大量生産。心は疲弊している。

貧しい国の森林伐採も、牛の餌のために今日も進んでいる。
撒き散らす農薬で豊だった貧しい国の土を発癌性のある危険なものとまで変えていく。貧しい国で井戸の底から検出される例も。

環境を崩し、農薬を撒き散らして草を育てるのではなく、土壌を牛の糞尿で豊にして草を自然に食べてもらうことが大切だと語る、放牧派の酪農家の考え方は、スマート。

そもそも豆乳派で良かった、と思いきや、大豆の生産はどうなのだろう、キリがない。。

安い牛乳は、間に人が入りすぎていて、人件費にも多大にお金がかかってる。
数売らないと回らない。高コストなので、大きくしていくしか残れない苦痛。
実業家かもしれないけど、もはや酪農家ではない。しかも高コスト過ぎて見合った利益も出ていない。

低コスト、低収入だけど、高品質なのか、高収入、高コスト、低品質+多大なる環境破壊。

環境破壊に関して責任をとっていかないといけないのに責任逃れしているが、時代は変わっていくと思う。

多才だが20代で死ぬのと、多才で90まで生きるの、どっちが良い?と聞かれているくらい明白。
Risa

Risa