刑務所移設の為囚人を移送する事になった男が、消えた死刑囚を探し奔走する……という作品でした。
かなり緩めの警備態勢で、そりゃ～逃げられるよな～と思わざるを得ない長閑な感じが終始漂い、
死刑囚自体もそんな悪い奴ではなさそうという情報が定期的に流され、
どう考えても怪しすぎる女性が序盤から何かを臭わせまくっている、
ツッコみだしたら切りの無い映画です。
でも、
何故だか妙な面白さというか憎めなさがあって
楽しむことができました。
ある種のメルヘン性・ファンタジー性のある映画なのだと思えば
良き作品なのだと思います。
逆にこの作品に
骨太なクライム性を求めてみると……ガッカリしてしまうのではないでしょうか。
そんな感じです。
