トールキン

イントゥ・ザ・スカイ 気球で未来を変えたふたりのトールキンのレビュー・感想・評価

3.6
高度数千メートル、雲の上の世界。その雄大な自然の景色のスゴさはテレビの画面越しでも伝わってきたし、これは是非劇場のスクリーンで見たかったなあと後から少し後悔。
そしてその雄大な景色は徐々に自然の猛威へと変わっていき、感動から恐怖へと言ったような、見ている側からすればハラハラドキドキの緊張感。これはもう自分もそうだけど、高所恐怖症の人が見ると余計にゾッとすると思う。それくらい映像の迫力はすごかった。

2人が命を懸けてまでやろうとするその使命感や熱意などは一応伝わってきたけど、上映時間が短めだから仕方ないけどもっと内面的な話を掘り下げたりしてバックボーンを露わにして欲しかったと思う。その辺に関しては過去の共演作の「博士と彼女のセオリー」より響かなかったかな。

さらに、これも個人的なツッコミどころと言うか素朴な疑問だけど、この時代って防寒具とかあまり発達してなかったのかな。氷点下の世界でそんな薄着はないだろうとか、命懸けの取り組みなんだからもうちょっとそれ相応に対応したりしないのか、とか。そもそもこの作品に対してこんな事疑問に思うべき箇所じゃないのか、何故かその辺モヤモヤしてしまった。
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