たにたに

イントゥ・ザ・スカイ 気球で未来を変えたふたりのたにたにのネタバレレビュー・内容・結末

3.3

このレビューはネタバレを含みます

圧倒的映像美。
雲の上の世界に息を飲む。
星に最も近づいた2人。
でも2人のそれぞれの思いって…?

気球の操縦士アメリアと、天候を調査する
ジェームズ。

アメリアは過去に気球の旅で夫を失う。
そのトラウマを持ちながら、ジェームズと共に再び空へ飛ぶのだが…。






アメリアという勇敢な女性と対称に、
ジェームズはどちらかというと自分勝手な印象。
この2人が恋愛関係にはならないことが、ジェームズから漂います。
女性よりも空に興味があるようです。


アメリアは危険を察知しながらも、天候の科学を優先し、さらに、結局気圧と気温の変化にやられて気絶し、アメリアが彼を助けるのですが、、


2人ともお互いを助けるために命を張るのですが、飛び降りようとしたり、止めたり、籠の中で揉みくちゃにもめたり、
なんだか「生きる」ことの意味を忘れてるように思います。
その当時、空を飛んで世界を見ることの危険性があったのはわかります。
でもそれを誰かに伝えたり、記憶の中に留めておくには生きることが必然です。

美味しいもの食べたり、好きな人と付き合えたり、幸せなことがあったら、
「もう、死んでもいい」なんて比喩で言う方も居ますが、そんな感覚なのでしょうか。


世界の誰も見たことのない美しい景色を2人は見たのなら、その感動を誰かに伝えるべきなのです。


映像はすごいです!
そして、無音の世界である空と、
蝶、雪、積乱雲、様々な音に心打たれる作品です。
たにたに

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