シマクマ

イントゥ・ザ・スカイ 気球で未来を変えたふたりのシマクマのレビュー・感想・評価

3.5
(あらすじ)
気象学者の「ジェームズ・グレーシャー」は、気球で1万メートル上空まで昇れば天気の予測が可能であると考えていた。
だが学界からは、彼の考えは荒唐無稽とバカにされ、調査飛行の資金も集められずにいた。

まずジェームズは、女性気球操縦士の「アメリア・レン」と接触を図り
とある舞踏会で彼女と会い一緒に空と飛ぶように説得する。
だが彼女は、2年前に、夫と一緒に気球に乗っていた際に起こった事故で夫を失って心に傷が残っており気球に乗ることを拒む。
アメリアは、一度はジェームズの誘いを断ったのだが亡き夫の言葉を思い出し、もう一度気球に乗ることを決意する。

当時、世界各国では気球での高度到達記録を競っていた。
そこでジェームズは、ネッドという男にフランスが持つ高度7000メートルの世界記録を超える気球飛行ショーをすると説得し資金を出させる。

そして1862年、ジェームズとアメリアは、イギリスのある広場で沢山の観客の前で気球を飛ばす。
アメリアは、世界高度の記録達成に張り切っていて
気球のロープに登ってアクロバティックなパフォーマンスをしたり、同乗させた飼い犬にパラシュートを付けて放すなど、ゴンドラ内をせわしなく動いていた。

そんな彼女を呆れた顔で見るジェームズ。
彼は、表向きはアメリアの助手として乗り込んでいたが
気球で気象予測ができるという理論をバカにした他の学者たちを見返そうと
沢山の気象研究の道具を積み込んでいたのだった。

まるで性格が合わないジェームズとアメリア 二人の気球の旅はどうなるのか・・・という話




今、日本では劇場公開中の作品だけどアマゾン・スタジオズの作品ということもあって
アマゾンプライムビデオで見放題となっていたので動画配信で視聴。

内容は
「ローグ・ワン」の主人公役のフェリシティ・ジョーンズ
「ファンタスティック・ビースト」の主人公役のエディ・レッドメイン
この二人が演じるジェームズとアメリアの気球内での二人芝居がメインでその途中途中に
ジェームズとアメリアとの出会のような気球に乗り込むまでのお話が挟まれるという感じです。

正直 気球内の会話劇も途中で挟む地上でのお話もさほど面白くないです。
この映画は、気球から見下ろす景色の映像美や飛行中に発生するトラブルのハラハラ・ドキドキ感を楽しむもので
映画館で観てこその映画だと思います。

個人的には、気球に乗り込むまでの話は、気球に乗る前に終わらせた方がよかった気がします。
気球内で起こるトラブル中に地上のお話が入ってくるのでノイズに感じてしまいました。

とりあえず自分がやってしまった10インチのタブレットでの鑑賞だと絶対後悔すると思いますので
映画館もしくはテレビモニターでの鑑賞をオススメします。
シマクマ

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