はわわ

イントゥ・ザ・スカイ 気球で未来を変えたふたりのはわわのレビュー・感想・評価

3.7
【世界観に圧倒される!
でも何かが微妙…手放しに絶賛できない🤔】


エディちゃん作品鑑賞シリーズ。
現時点最新の作品。
映画館で見たかったなーこの壮大な世界観!!

昨年秋ロンドンに行った時、お馴染み赤いダブルデッカーにこの映画のラッピングがされていた思い出。
ちなみに英語名は「Aeronauts」。
宇宙飛行士のastronautに、空の話だからAeroを付けたんじゃないかなってネイティブが言ってました。
センス良〜

◻️あらすじ
気象学者のジェームズは、天気を予測することを可能にするため気球での観測を試みるが、周りに馬鹿にされ、資金も無く実行出来ないでいた。
そこで気球操縦士のアメリアに話をもちかけ、彼女のショーとしてなんとか実現に漕ぎ着ける。
目的の違いから馬の合わない2人。破天荒なパフォーマーアメリアと、知識頼りの学者ジェームズ。
しかし上空での予想外のトラブルに巻き込まれ、協力せざるを得なくなる。
空の旅の中で助け合い、話し合い、上へ上へと登っていく。


◻️レビュー
キャストは博士と彼女のセオリーの2人!
あの映画はストーリーや構成はもちろん、2人の演技が自然かつ輝いていて最高だった。
でもなんだかこの映画では…前半わざとらしい?と思う場面が少しあった🥺
私がエディちゃんにこんなこと思うわけ…と思ったけど、ちょっと微妙だった。
でも後半の緊張感走るシーンでは2人とも体を張った演技でハラハラした!
髪も表情も乱れてぐちゃぐちゃな状態を見せる2人に感動した。


この映画の微妙ポイントは構成にもある。
上空へ浮かんでから、基本的に気球でのシーンと、2人それぞれの回想シーンを交互に挟んでいく。それが単調に感じた…
どういう思いを抱えてそれぞれがこの旅に挑んだのかはよく分かっていいんだけど…
ジェームズはまだしも、アメリアがずーーっと過去のトラウマを振り返っていて、こちらはもうわかったよってなっちゃった。
もちろんショッキングだし、実際に自分にあの出来事が起こったらあれ以上に引きずるけど、映画である以上繰り返しの多さにうーんってなった

あとはカメラワーク。
狭いバスケットで物語が展開していくから仕方ない部分はあるけど、
基本的に近い視点でのカメラしかなく、新しい視点があまりなくて新鮮さがなかった。
気球以外でも、回想シーンの大学?でのエディちゃんを煽りでぐるっと撮るシーン、何十年前の演出?って思っちゃったし(細かい)
あとは最初、男の子が走り抜けていくシーン、走るのが遅くて全然疾走感なかった😂😂
走る速度は同じでもカメラでいくらでもよく見せられるんだろうけど、なーんかわざとらしく感じるカメラワークだし、あの演出もありきたりだし長いし…

あとはジェームズのキャラクターだけど、結構身勝手でエディちゃんじゃなければちょっと嫌いになってるかもって感じだった…
経験のあるアメリアの言う事を聞かずに知識で乗り切ろうとして失敗するし、準備を怠ってるしハイになって勝手に行動するし…
最後は頼りになったけど。
関係ないけどエディちゃんも渋くなってきたなあ…


結構辛辣に書いてるけど、
身終わったあとの満足感は割と高かったです!!
後半の大ピンチの時のアメリアが本当にかっこいいし、度胸がありすぎて見入っちゃった。
最後の方ロープをどんどん切るエディちゃんも最高にかっこいい(細かいけど本当にいいので是非見て確かめてください)

どこまで実話なんだろう…すごい話だなあ
イギリスっていつも新しい技術をうみだすなあ


ボロクソに書いたけどそんなに酷いわけじゃないです!!
あとは空にロマンを感じている人は、私よりもっともっと楽しめると思う。
でもなんか色々惜しいと思うのはアマプラオリジナルだからなの…?どうなの…
はわわ

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