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Mank/マンクのペインのレビュー・感想・評価

Mank/マンク(2020年製作の映画)
3.0
遅まきながらの
『MANK/マンク』。

スピーディーで機知に富み、サービス精神旺盛な作りの『ソーシャル・ネットワーク』とはある意味対極な仕上がり。

"『市民ケーン』を観たことがない世代にも『市民ケーン』を擬似体験させる"ような『ソーシャル・ネットワーク』と、その側の部分を徹底して淡々と描く本作『MANK/マンク』。

正直『市民ケーン』を観ていたり、この時代の背景を知っていても付いていくのはキツい。完全にフィンチャーの父親の脚本作品なので、本作はフィンチャー映画特別編、番外編くらいに思って観た方が良い。

P.S.
・撮影エリック・メッサーシュミットによると、フィンチャーからiPhoneのノワールのフィルターを基調にするよう言われたらしい。

・私の大好きなリチャード・ブルックス『エルマー・ガントリー』が少しネタにされていて嬉しかった。

・ウィンストン・チャーチル同様、実在の人物をゲイリー・オールドマンが迫真の熱演。

・アマンダ・サイフリッドの起用は、きっとフィンチャーがリンチの『ツイン・ピークス The Return』を観てのことと推測←

・リリー・コリンズがめちゃ可愛い。
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