サラリーマン岡崎

ザ・ハントのサラリーマン岡崎のレビュー・感想・評価

ザ・ハント(2020年製作の映画)
4.4
この映画はマジで「予測ができない」。
よく映画の謳い文句で使われる言葉だが、そんなもんなじゃない、
本当にどのような方向に進むかマジでわからない。

もう、それは最初から始まる。
まず、主人公が誰だか全くわからない。
この人が主人公だろうと思うような演出があり、
その主人公にのめり込みながら物語を追っていくと…
とてつもなく衝撃的なことが起こります。
そして、ヒーロー的なポジションのヤツが出てきたと思えば…
とてつもなく衝撃的なことが起こります。
そして、思わなかった人が途中から現れ…
とてつもなく衝撃的なことが起こります。

その後も、主人公問題云々ではなく、
舞台も移り変わり、この後彼らがどのようなところにたどり着くかがよくわからなくなり混乱する。

その予想がつかないこと自体が現代のアメリカなのかもしれないが…。
オバマにより、リベラル派がアメリカの中心になったと思えば、
トランプにより、トランプ支持派とリベラルで二極化。
そして、起こる論争や都市伝説…。
こんなこと現実に起こるわけないと思いますが、
この映画を見ると起こりそうと思ってしまう。
だから、リベラル派の欺瞞さも描かれる(という方がそっちがメイン)。

それにしても、主人公はカッコエエ…アトミック・ブロンド思い出したわ。