このレビューはネタバレを含みます
襲撃者に襲われる
↓
主人公ら反撃するが止めを刺さないし、武器を置いて去る
↓
復活した襲撃者がまた襲ってくる
↓
主人公らけがを負う
↓
視聴者「トドメさしておけよ！！！！」とイライラするという、このストレスが一切ない映画。
一瞬の迷いもなく、とどめを平気でさすクリスタルには惚れる。
強い女性が襲撃者を返り討ちにする「サプライズ」と似てるが、こちらの主役クリスタルは歴戦の戦士なのでちゃんととどめさす。
味方か敵か分からないようなやつも「銃を下ろせ」と警告して、それにしたがわなかったらためらいもなく即殺す。
そこに痺れる、あこがれるぅ！！！！
最初、よくありがちな金髪女性が主役かな？と思ったら頭が吹っ飛ばされて、彼女と絡んだイケメンが主人公？と思ったら爆死して、ちょっとワイルドな男の方か？と思ったらガソリンスタンドで殺されて。
誰が主役？というめくるめく展開なのも笑いました。
あと日ごろ不満に思ってる「悪事に加担したのが女だからって止めを刺さないとかそっちの方が差別主義者じゃん。平等に女だろうが男だろうが、人に危害を加えるような奴は罰を受けなきゃ」という思いにこたえてくれるように「女だからって優遇されたい？（パァン！！！！」は実にスカッとしたｗ
所々の風刺っぽいのはいらないかな？とは思いました。
まぁ、ネット怖いね、ってことで。
あと「自分らは善人。弱い立場の人間の味方」というやつらも「難民なんか嘘っぱちだ。この世の中は陰謀論に満ちてる」というやつらもどっちもどっちでウザイと思いました。
なので主人公の立ち位置は実に良かったです。
あ、豚は可哀そうでした。
【ストーリーを忘れるであろう未来の自分用あらすじ】
金持ちたちがふざけて書いた「庶民を狩って遊ぶ」というチャットが流出してネットが炎上してしまった。
実際にはそういう行為をしていなかった金持ちたちだったが、ネットで炎上を広め煽った人間たちのせいで仕事を失い、逆恨みとして実際に「人間狩り」を行う。
ターゲットは、ネット炎上に加担した人間たち。
初回ということもありとりあえず12人という少数を集める。
次々に金持ちの罠にかかり死んでいく庶民。
その中でアフガニスタンという地獄を味わった兵役経験者のクリスタルは些細な違和感からガソリンスタンドの老夫婦を殺し、大使館の使いを騙った男を殺し、狩り地に潜んでいた襲撃者たちを皆殺しにする。
そして、彼女を特に恨む黒幕のアシーナの居場所をつかみ、彼女の元へ赴き殺し合いをする。
壮絶な戦いの後、攫われる覚えのないクリスタルは「何故自分を狙ったのか？」と問うが、実は同姓同名の女性と勘違いされて連れてこられたと知る。
アシーナを殺し、彼女の敷地に待機していた小型ジェット機に乗り込み、彼女の秘蔵の酒を堪能するのであった。
