てっぺい

ソー:ラブ&サンダーのてっぺいのレビュー・感想・評価

ソー:ラブ&サンダー(2022年製作の映画)
3.5
【気分ソー快映画】
稲妻が飛び交う爽快アクション。クス笑いも豊富でほろりシーンも。役者や監督の子供も出演して活躍する大団円ぶり。お決まりのおまけ映像にもワクワク。映画の醍醐味が詰まった気分“ソー”快な一本。

◆トリビア
〇クリス・ヘムズワースの娘が“ラブ”というキャラクターでカメオ出演。双子の息子や、その他にもナタリー・ポートマン、クリスチャン・ベール、そして監督のタイカ・ワイティティのそれぞれの子どももカメオ出演している。(https://theriver.jp/thor-love-thunder-child-in-film/)
○「マイティ・ソー バトルロイヤル」内の寸劇でカメオ出演したマット・デイモンとクリス・ヘムズワースの兄ルークが、本作でも同じ役でカメオ出演する。(https://theriver.jp/thor4-damon-cameo-upgrade/)
〇「マイティ・ソー バトルロイヤル」でグランドマスターを演じたジェフ・ゴールドブラム、「アベンジャーズ インフィニティ・ウォー」でエイトリを演じたピーター・ディンクレイジが本作でも出演予定だったが、本編からはカットされている。(https://theriver.jp/thor-lat-goldblum-dinklage-cut/)
○ナタリー・ポートマンは、上半身の強化のため、トレーナーをつけた4ヶ月間のトレーニングに励んだ。(https://madamefigaro.jp/amp/culture/220707-natalie-portman.html)
○原作ではゴアは筋肉質なキャラクターだが、演じたクリスチャン・ベールはその役作りを「無理だ」と断った。(https://virtualgorillaplus.com/movie/thor-las-gorr/)
○ Disney+のエジプトの神々を描くシリーズ「ムーンナイト」と本作を繋げる計画があった。(https://jp.ign.com/marvels-thor-love-and-thunder/60799/news/?amp=1)

◆関連作品
○「アベンジャーズ/エンドゲーム」('19)
本作は、この作品のその後が描かれる。激太りしたソーが衝撃。米国・全世界初動興収で歴代最高を記録したモンスター作品。ディズニープラス配信中。
○「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」('18)
ソーがガーディアンズ・オブ・ギャラクシーのチームと行動を共にする経緯が描かれる。ディズニープラス配信中。
○「マイティ・ソー バトルロイヤル」('17)
「マイティ・ソー」シリーズ前作。ポストクレジットで「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」に繋がります。ディズニープラス配信中。

◆評価(2022年7月9日現在)
Filmarks:★×4.0
Yahoo!映画:★×3.6
映画.com:★×3.7

◆概要
「マイティ・ソー」シリーズ第4作であり、マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)第29作。
【監督】
「マイティ・ソー バトルロイヤル」タイカ・ワイティティ
【出演】
「メン・イン・ブラック:インターナショナル」クリス・へムズワース
「メン・イン・ブラック:インターナショナル」テッサ・トンプソン
「レオン」ナタリー・ポートマン(シリーズ第2作「マイティ・ソー ダーク・ワールド」以来、およそ9年ぶりにMCU作品に本格復帰)
「ダークナイト」シリーズ クリスチャン・ベール(本作でMCU初参戦)
「グラディエーター」ラッセル・クロウ(本作でMCU初参戦)
「007 スペクター」デイヴ・バウティスタ
「ワイルド・スピード」シリーズ ヴィン・ディーゼル
「アリー/スター誕生」ブラッドリー・クーパー
「ジュマンジ」シリーズ カレン・ギラン
「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」シリーズ ポム・クレメンティエフ
「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」シリーズ ショーン・ガン
【公開】2022年7月8日
【上映時間】119分

◆ストーリー
サノスとの激闘の後、ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーの面々とともに宇宙へ旅立ったソー。これまでの道のりで多くの大切な人々を失った彼は、いつしか戦いを避けるようになり、自分とは何者かを見つめ直す日々を送っていた。そんなソーの前に、神々のせん滅をもくろむ最悪の敵、神殺しのゴアが出現。ソーやアスガルドの新たな王となったヴァルキリーは、ゴアを相手に苦戦を強いられる。そこへソーの元恋人ジェーンが、ソーのコスチュームを身にまとい、選ばれた者しか振るうことができないムジョルニアを手に取り現れる。ジェーンに対していまだ未練を抱いていたソーは、浮き立つ気持ちを抑えながら、新たな「マイティ・ソー」となったジェーンとタッグを組み、ゴアに立ち向かうことになる。


◆以下ネタバレ


◆アクション
冒頭からザコなぎ倒しのサンダーバトルに、両脚で船を止める見せ場づくり。ジェーンも力強くどこかしなやかなハンマーさばき(ナタリー・ポートマンのバレエ経験も生きてたか。彼女の引き締まった腕にも何度も目が行った)。ラストは冗談のような子供たちのバトルもあるバラエティぶり。目が光り、稲妻が飛び交うこのシリーズのアクションは毎度ホントにワクワクさせられる。

◆クス笑い
ラスト、ウサギの人形で戦う女の子笑。ムジョルニアに嫉妬するストームブレイカー(ビール飲むて笑)。いななきがどうにも気持ち悪い巨大ヤギ笑。さすがのワイティティ作品、至る所に笑いがあって、“映画を見てる”楽しい実感がわく。

◆継承
子供たちに稲妻の力を分け与えて戦うラスト。10年以上も続いたこのシリーズで、ついに“パパゴッド”になったソー。“ラブ&サンダー”として名実ともに(あの“ラブ”ちゃんが前述の通り、クリヘムの娘なんだろう)子供と共闘するラストは、このシリーズを次の世代へと継承していこうとする、その前段のように自分には思えた。次回作があるならば、きっとラブやアクセルが活躍するのだと思う。

◆ポストクレジット
そんな“ラブ&サンダー”の意味がわかるラスト、ヘラクレスが登場し次作へ繋がるポストクレジットに、ヴァルハラが描かれるおまけシーンも。毎度ワクワクさせられるマーベルのおまけ映像、今回は特にジェーンの死後が美しく描かれた事がとても良かったし、シリーズの貢献者でもあるヘイムダルまで登場して、それこそとても“愛”に溢れた素晴らしい映画の結末でした。

引用元
https://eiga.com/amp/movie/95007/
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/ソー:ラブ&サンダー
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