サクチューン

ソー:ラブ&サンダーのサクチューンのレビュー・感想・評価

ソー:ラブ&サンダー(2022年製作の映画)
5.0
肥大化したMCUという世界に『軽快さ』を持たせてくれるマイティ・ソー
それは子どものころによく見た『夏休みヒーロー物映画』のそれ


主人公は大きな戦いを終えた後宇宙規模で平穏を探していたのだが、そんな裏で神殺しを目論む輩が現れた!
攻撃を受けている地球に舞い戻ると…、『俺以外にムジョルニアを使ってるやつおる!?』
から始まる本作。

MCUという世界の3本柱の一人である、マイティ・ソー。
3本柱ではあるんですが『設定上強すぎる故』、軽快さ担当に置かれることが多かったわけで。
この配置を十分に利用してできた本作は、まさに『夏休み映画企画!』と本来のヒーロー物らしい作風に出来上がっていました。

また、設定上強すぎるが故に他の柱と比べ『銀河や神界を巻き込んでしまう』ので、MCUという世界の中でソー個人に焦点を当てづらい部分を本作は解決してくれた気がします。
※他は強化された人間だったり、会社を営む人間なので…。

一気にマイティ・ソーという男の世界が進む本作。
今後も強すぎる神様としてMCUに関与するだけに、必見の一作ではないでしょうか?

ぜひご鑑賞してみてください!