チェンコ

ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバーのチェンコのレビュー・感想・評価

3.6
チャドウィック・ボーズマンの早逝が本当に悔やまれる作品。
彼の存在が無かったことにも、行方不明になっているわけでもなくしっかりと死を受け入れられた上に作られた作品という点について一定の評価はするんだけれども、やはり「国王」としての品位、品格というのは脚本や演出で作られたものではなく、彼自身に備わっていたものなんだなと痛感した。

物語自体は国王の死を起点にしてかなり盛り上がっていて面白いんだけど、アクションシーンのクライマックスが大味というかアメリカンスタイルというか…
この問題の納め方によって本当の意味での新しい王になるんだろう。いうなればこれが王になるための試練か…と思ってたら結局は強い方が正義!みたいな幕引きにガッカリした。
なんだかなぁ。

新しい主人公がこれから王として成長していく姿に期待。
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