りか

ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバーのりかのネタバレレビュー・内容・結末

4.0

このレビューはネタバレを含みます

キャップの次に推してた陛下、の中の人チャドウィックが亡くなったというニュースを、当時仕事中にたまたまLINEニュースを見た時に知ったのだけど、ショックすぎてしばらく仕事が手につかなくて、パソコンの前でこっそり泣いてた…
ブラックパンサー自体も好きだから、チャドウィックの代役もなんだか嫌だな…と思っていたところ、代役を立てないというマーベルの判断にホッとする反面、じゃあブラックパンサーどうなるの?という不安もあって本作鑑賞前はちょっと心配してた。

結論から言うと、シュリがブラックパンサーになったわけだけど、ちょっと五分五分な気持ち…
いや、ここで変に知らん奴が後継者になってもそれはそれで複雑だし、ストーリー的にはめちゃくちゃ妥当なんだけどね。
ブラックパンサーのイメージってチャドウィックが打ち立てた冷静で精悍で、品もあって、それでいてゴリゴリの肉弾戦もできちゃうっていう頼り甲斐のあるキャラクターだから、シュリの女性らしあ身体の線が細さがイメージとちょっと違うのと、今までの背景としても兄のバディとして科学者的なサポート的な立ち位置で、何より「妹」っていう先入観もあるから、スーパーパワーを得たとてバトルシーンはとにかく心許なかったのは否めない。
他にも女性ヒーローはいるけれど、みんな成熟した大人だし、結構身体つきもしっかりしてたり、ロマノフみたいに自分の武器を理解して合気道的な滑らかでスタイリッシュな闘い方であれば安心できるけど、BPのようなゴリゴリ肉弾戦だと心配になっちゃった。

あと単純に女性ヒーロー多過ぎない…????
ちょっと最近のDisneyさんはポリコレ意識がすぎる。
もうちょっと良いバランスにしてほしい。男尊女卑ってことじゃなくて、女性には女性の良さがあるのと同じように、男性には男性の良さがあるのだから、変に女性は強い!みたいなのアピールしなくていいよな。
まあでも今の時代男女に分けて論じることもナンセンスなんだけど…
わたしはLGBTQに対して思うことがあるわけじゃもちろんないけど、生物的に男女があるわけで…とかだらだら書いて説明してる時点でなんかアレね。笑
話題を変えて。

まあ面白いは面白かったけど、正直に言ってMCU補正がかかってこの評価な気がする。
もちろん面白かったんだけど、ところどころの展開にはうーんという感じ🤔

ネイモアとはそもそもバトルしなくてもちゃんと理解し合えそうなのに、安易に女王とナキアがシュリ奪還のために仕掛けちゃう→ネイモアの仲間しぬ→ネイモア宣戦布告して仕掛ける→女王しぬ→シュリ激怒してバトル、と言う展開はなんだかなあ、と思った。
しかもまさかママンまでしぬと思わなかった…し、途中見境なくなる感じもママらしくないな、とも思えた。
ネイモアとのバトル不要じゃない?って気持ちでいたからなんともヤキモキした。

ただもちろん良いところもたくさん。
まずオープニングロゴがBP仕様でもうここで泣いてた。
葬儀をしているところ、ところどころのチャドBPの回想シーンも泣いたし、何よりラストのシュリが浜辺で焚き火しながら夕陽に照らされる横顔と涙には超泣いた。
しかもナキアが連れてきた子どもの自己紹介でもうダメだった。
寂しいよぅ…チャド…
でもわたしと同じようにマーベルの人たちがチャドへの寂しさとリスペクトを感じていることがビシビシ伝わってくる映画でもあった。
いつか息子が継ぐ時があるのかしら。胸熱

あといつもながら…
っぱオコエよ。笑
オコエ素敵、大好き、かっこいい!!
けどあのスーツはださすぎ!やめてほしい!!!
いつもの赤い服と槍でいてください。

ほんで、まさかのアイアンハートもお目見え!!!
途中、ハンマーで叩いていたシーンは、やっぱりアレよね?あのシーンを思わせるよね????
久しぶりのアイアンスーツでテンションあがったわぁ。
りか

りか