ブラックパンサーでワカンダの王だったティチャラは亡くなり、他国にヴィブラニウムはマークされ、海からはくるぶしが羽の魚人がやってきて、あんなに最強だったワカンダが散々な目にあうけど、フォーエバーな話。
これからも活躍しそうなキャラクターの布石を置きつつも、本筋は最高のブラックパンサーを演じてくれたチャドウィック・ボーズマンへの愛と追悼を称えた作品です。MCUとして、よりは一本の孤立した作品としてこれは「良い作品」だったのではないかと思います。争い、痛み、全体的に失われるものが多く、喉が枯れるような感覚にはさせられるものの、主演を失ったブラックパンサーをこれからどうするのか、どう在り続けるつもりなのかを高らかに歌った気高い作品です。アベンジャーズとも宇宙サイドとも、神々サイドとも違う空気感にヴィジュアル、音楽のセンスも凄く良かった。ただ、もう少しだけ短くできたんじゃねえかな。この長さなら全編壮絶ハイテンションで行かないと中々ね。あと、ちょろっと出てくる他編のキャラがあれ、こいつどこの誰だっけ？て色々思い出さなきゃいけなくなるのも、もうややノイズ。次第に思い出すんだけどね。
吹替で見てるので、ももクロの子のテキスト量が尋常じゃなかった。お疲れ様でした。
珍しく槍姉さんオコエがちょっとボケ役なんだよね、個人的にはそれが好きでした。
