ピートロ

ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバーのピートロのレビュー・感想・評価

4.0
161分という長丁場でアクションシーンにはそれほど時間を割いていないにもかかわらず、世界観の面白さで飽きさせない。
敵の造形が完全に『アバ●ー』だったので、そこだけちょっともうひとアレンジできなかったものか。
他のマーベル作品と少し毛色が違うのでMCUに飽きてきたという方にもおすすめしたい。

他のユーザーの感想・評価

ワカンダフォーエバー!
早くガーディアンズ見に行きたいおー^^

今の状態の、アベンジャーズ激弱だよー^^
RYCK

RYCKの感想・評価

4.3

このレビューはネタバレを含みます

シュリがかっこいいが、やはりティ・チャラと比べちゃうとブラックパンサーのかっこよさは落ちるな。今回は水中戦で若干のアバター感あり、映像もかなり綺麗で見応えあり。何かに続く感じでもなかったからこれはこれなのか。
曲のセレクトがカッコよくて好き
“女性”の映画にしか見えなかったかもしれない
そのせいなのか内容が優しく思えた
RODV

RODVの感想・評価

2.5
良くも悪くもチャドウィックへのレクイエムとしての側面が強すぎて、この映画を批判することが死者への冒涜となるような気がするのは頂けない。

アンジェラ・バセットの演技は圧巻。

近年の他のMCU映画と比べればマシなものの、取り立てて言うこともない無難な映画だったな、という感じ。
ブラックパンサーと言ったらチャドウィックってゆう固定概念がどうしても捨てきれず、若干盛り上がりに欠けちゃったけど。
みんなが結束して戦うシーンとかはやっぱり感動したなぁ。
ワカンダフォーエバー
Marvel色は弱い感じ。
海の種族の挨拶が帆立貝かと思ったら鮫の牙らしいと玉座で気づく。
ほっそい腰の女の子が緑の海パン穿いたおっさんに殴られるの見るのはきつかった…
yoichirrr

yoichirrrの感想・評価

3.5

このレビューはネタバレを含みます

R.I.P. Chadwick Boseman

ティ・チャラ亡き後のワカンダの新たな闘いを描く。

かなり劇的に舞台設置や人物関係が変化したり新たに加わったりしてるのに、どれも安っぽくなくしっかりとワカンダの映画としていたのが何より良かった、というか安心した

力も王位さえも受け継いだシュリのがむしゃらな葛藤にフォーカスが当たる
あそこでマイケル・B・ジョーダンが出てくるのは必然な気がするし、彼女の今後の展望に自棄や何もかもぶち壊してやりたいという危険性が孕んでいる描写となっていて非常に良かった 

でも、彼女が兄から受け継いだ何よりのモノは、争いは何も生まないという博愛の心か

彼女の考えとワカンダのトラディショナルがどう結びついていくかスタートを切る一作であり、何よりチャドウィックのレガシーを世に大きく残した映画でした

エンドクレジットには涙


ネイモア=El niño sin amor=愛のない子


ワカンダのアブダクション技術凄すぎて笑っちゃった
Nella

Nellaの感想・評価

5.0

このレビューはネタバレを含みます

映画館と配信で合計5回見たんだけど、本当に素晴らしいよね…。またネガティヴなことは言いたくないんだけど、このクオリティを2、3年に1回繰り出してくれれば、フェーズ4全体の評価も高かったかもね…。正直ファルコン&ウィンソル以外のドラマの内容全然覚えてません…。「ホークアイ」にトニー・ダルトンが出てて恰好良かった。そのぐらい。
MARVELのタイトルロゴに故チャドウィック・ボーズマンが出てくる所から、エンドクレジットまでずっと泣きっぱなし。本来、武闘派ではないシュリちゃんがすっごく頑張って、次のティ・チャラにバトンを繋いだと思う。この作品なら単体でも、ヴァルとロス、エリックぐらいしか話の見えないキャラはいないと思うので(でも前作ぐらいは見て欲しいけど)、これからMCU始めの人に単体で勧めても大丈夫だと思う。
タロカン帝国ほんと素晴らしいよね…。ここで流れる"Con la briza"が好きすぎて毎日聴いてたら歌えるようになった。
テノッチ・ウェルタさんは、「ナルコス:メキシコ編」で成り上がりハデ好き麻薬王、ラファエロ・カロ・キンテロ役をやっていたが、ぶっちゃけラファはキャラとしては嫌いだった(理由は見れば分かると思います)。なのでネイモア役の発表を知った時は「ラファ出世したなあ~~」ぐらいにしか思ってなかったけど、この役でイメージが完全に刷新された。
とにかく映画として完璧で、ストーリーにどこも破綻がないし、ほぼ全キャラに見せ場があって、故人への哀悼にもなっていて、ホントにすごいです(語彙喪失)。アンジェラ・バセット様お疲れ様でした。

余談・一瞬だけど「ベター・コール・ソウル」のナチョ君のお父さんが出てきて映画館で叫んでしまった。
なか

なかの感想・評価

4.0
思い出し記録

妹さん。女優さん的にも大抜擢で大変な事だったでしょう。
脚本やら何やら大変だったろうけど、色んな想いやエネルギーが一つに束ねられて作り上げられたんだろうな、と感じさせる映画でした。
良作に仕上がってました。
「ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー」の感想・評価を全て見る

ピートロさんが書いた他の作品のレビュー

怪物(2023年製作の映画)

4.2

母親、先生、子というそれぞれの視点移動は『藪の中』だけど、本作はそれに『カメ止め』を彷彿とさせるような怒涛の伏線回収ラッシュが出色。
脚本がテクニカル過ぎてテーマが入って来にくいとか、演出が過剰になっ
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MEN 同じ顔の男たち(2022年製作の映画)

3.8

好みの「オシャレホラー」だったが、ちょっと「意味」が強過ぎた。
シュールではあるが必要以上に制作者の主張がわかりやすいと冷めてしまう…。
美麗な映像や音楽、几帳面な構成などはさすが。

最後まで行く(2014年製作の映画)

3.9

現在、日本版リメイクが公開されているが、オリジナルの評価が良かったので鑑賞。
深刻なサスペンスでありながらも、これでもかと連続する不運はもはやコメディ。
ちょっとだけ安っぽさはあるけれど、ネトフリで気
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TAR/ター(2022年製作の映画)

3.9

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ケイコ 目を澄ませて(2022年製作の映画)

3.9

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あのこと(2021年製作の映画)

3.8

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