Filmarksオンライン試写にて。
『百円の恋』の脚本を手掛けた足立紳さんの監督作品で、去年の東京国際映画祭では脚本賞を受賞した。
さすが脚本家さんだけあり展開のさせ方が無理がなく上手い。水川あさみ、濱田岳もちゃんと夫婦にみえるし演技もすごい。
ただ個人的な好みだけど、終始大声で怒鳴り合ったり暴言吐いたりするのでラストまではかなり嫌な気分になりっぱなし。ただ後味はいいので嫌な気分で終わらなかったけど。何も言わないけどなんか夫婦仲が冷めてるみたいなのはいいんだけど、大声で怒鳴り合われるとちょっと見てるのが辛くなる。
でも嫌いな作品かというとそうではない。笑っちゃうところもたくさんあったし、赤いパンツのところは感動してしまったし。濱田岳の繊細な演技と水川あさみの豪快な演技も堪能できる、なかなかの良質邦画であることは確か。
追記
大久保佳代子の下りなんだけど、まあそういう関係にある、というのはいいんだけど、終盤ビーチでメールする下りのあと、どんな修羅場が！？とワクワクしてたらその後一切出てこないというのは謎だった。
