映画祭報告会

喜劇 愛妻物語の映画祭報告会のレビュー・感想・評価

喜劇 愛妻物語(2020年製作の映画)
4.2
喜劇と悲劇は紙一重とは聞きますが

笑えなかった
辛い痛い重い恐ろしい、まるで救いの無い世界である

この世界に、どう落とし前をつけるのか
それだけが気になりどうにか画面に目を剃らす事なく
最後まで付き添いました

やはり別れた方が良いのではないだろうか
2人がいる空間では2人とも幸せそうではない
でも2人が、それぞれ別に行動してるシーンは
とても幸せそうだ

娘を演じる子役が、とても愛らしいのが逆に辛い
僕には地獄にしか見えないこの世界ですが
彼女には何かしらの希望が見えてるのだろうか

妻が抱えるストレスを夫は知る由もなく
元バイト先の人妻と不倫の約束をして
旅先で酔い潰れた若い女に猥褻行為をする

もう最悪に最悪を重ねる間の悪さに気持ち悪さ
この関係性には不幸を呼ぶものしか無いと思った
夫が自ら招いた地獄なのだろう

本当に創作である事を願いたい
なまじ実話ベースのような前振りで描かれてのが
本当に恐ろしい

むろん会場のはしの方ではゲラゲラ笑ってる声は聞こえたが
僕の周りの観客は心なしかゲッソリしてるように見えた

これを見て素直に大笑い出来る人は
幸運なのだと思います


同じようなテイストの話で
コサキンコント劇場に
『俺の愛妻物語』というラジオドラマがありましたが
あれも放送作家の有川さんと妻の元女優のズッキーニちゃんの
夫婦生活の実話を描いた物語ですが

あれはラビィが奇人変人に演じるので
ただただ大笑いしてたのですが
水川あさみがホント怖かった

あと大久保さんはどーなったの
夏帆の不倫天国の続報は?
やっぱり続編かスピンオフはあってもいいと思います
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