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夕陽のあとのbadhabitのネタバレレビュー・内容・結末

夕陽のあと(2019年製作の映画)
3.1

このレビューはネタバレを含みます

山田真歩ちゃん観たさに。シネマカリテ初めて行ったけど、ほぼ満席だった。
里親として子供を育ててきた夫婦の前に、正体を隠して産みの親が現れる話。
貫地谷しほりも、山田真歩もそれぞれ違った強さと美しさを持ってていい女優だなぁ。永井大と山田真歩の夫婦最高過ぎる…どうやったら永井大と結婚出来るのか…早く山田真歩に生まれ変わりたい。
少し台詞や映像で説明し過ぎかなと思ったけど、重たい内容を優しく描いてるので鑑賞後穏やかな気持ちになれる映画だった。
島の人々の温かさがすごく心地よくて、特にお婆ちゃんの言葉には大切なことが詰まっていた。来る者拒まず、去るもの追わず、戻る者も拒まずでないといけないし、子供は預り者で、みんなで育てないといけないし、当たり前のことを言っているのかも知れないけど改めて島で長く暮らしているお婆ちゃんが大事にしていることなんだなと思った。
この映画の中で、特別映画的で詩的な台詞はなくて、皆普通のことを普通の言葉で話しているのがいいなと思った。山田真歩の、叱っても、褒めてもそれであってるのかわかんないの、って台詞、凄く普通の言葉なのに何だかグッときた。
自分に子供がいたらもっと胸に響くのかも知れない。
最後の茜の選択、切ないけれど応援したくなったな。人は何の保証もない「またいつか」の約束があるから、それを信じて前を向いて笑って生きていけるんだろうな。
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