メイマーツインズ

海辺の映画館―キネマの玉手箱のメイマーツインズのレビュー・感想・評価

2.5
大林宣彦監督の遺作。
”時をかける少女〟のイメージが強い大林宣彦監督。
”時をかける少女〟の演出が自分的には合わなくて、それ以来彼の作品は観ていない。タイトルから”ニュー・シネマ・パラダイス〟的な作品を期待して、WOWOWにて初鑑賞。

観る者を惹きつける色彩豊かな独特の映像世界は素晴らしい。
内容ははっきり言って日本を否定する自虐史観の左翼プロパガンダ映画。
日本、そして日本軍は悪というイメージを観る者に植え付けようとする意図を全編から感じる。
山本五十六のことに触れている場面があるが、嫌悪感をおぼえる…
山本五十六は反戦主義者で嫌々戦争を行った⁉︎
事実誤認にも程がある。こういうのに、山本五十六を利用しないでほしいな…

日本人を骨抜きにしたいGHQ(占領軍)の策略もあっただろうが、大林宣彦のような左翼思想が、日本人から自国への誇りを奪い、ワールドカップやオリンピック以外では国旗”日の丸〟に愛着が薄く、国歌”君が代〟斉唱を好まない国民性を作り出したのではないか…
こんなに自国への愛国心に否定的な民族は、世界中でも日本人くらいだろう。
自国があることを当たり前に思ってる”平和ボケ〟の日本人…
だから日本人は世界で馬鹿にされるのだ…
こういう日本の文化人は、愛国心に否定的で反戦主義者というより、左翼主義者だろう。アメリカ、フランス、イギリス、ドイツ、韓国…海外の反戦主義者は自国に誇りを持っている。国歌、国旗に誇りを持っている。
自分は日本に誇りをもつ日本人でありたい。

自分のこどもたちには、絶対観せたくない作品です。