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海辺の映画館―キネマの玉手箱のlove1109のレビュー・感想・評価

4.1
大林宣彦、享年82。2歳から映写機のおもちゃに親しみ、80年間、映画を愛して、愛して、愛し抜くと、こんな映画をつくれるのだと、心の底から感動した。尾道三部作やアイドル映画の印象が強いけれど、若き日の実験映画の旗手を彷彿とさせる晩年のアバンギャルドな作風に「映画はどこまでも自由なのだ」と教えられた。そして、この遺作。映画への限りない愛、そして希望を込めた、エネルギッシュな魂の遺言に、ぐるぐるぐるぐる、いろんなことが頭をよぎった。
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