銀幕短評(#665)
「正しいバスの見分け方」
2015年、日本。24分。
総合評価 92点。
高校生のおんなの子が 競馬四季報て。。
鮮烈な短編映画です。中条あやみ、荻原みのりなど、登場人物は たったの4人にすぎないところ、そのかぎられた人数で 緩急(というか“急”がない)を使い分けていてすばらしい。余白の置き方がとてもいい。脚本がすてきなんですね。
4人の芝居もうまい。大阪弁もほぼ完ぺきやし、自然な表情や しぐさで グッと引き込まれる。
高校時代って だいたいこんな感じですよね。彼女がぶらぶら振るかわいい黒革カバンに引き比べて、わたしはもっとペッタンコの小さな布カバンを使っていたけど、こんな感じでしたよ。あっという間に3年がたつんですね。それを知らずに、まいにち早弁してましたよ。
正しいバスの乗り方については、「ユリイカ」の回で書きました。