CHEBUNBUN

ハリエットのCHEBUNBUNのレビュー・感想・評価

ハリエット(2019年製作の映画)
1.5
【アカデミー賞黒人枠の埋め合わせ】
第92回アカデミー賞ノミネートで、「ん?」と首を傾げたノミネートがあった。主演女優賞にシンシア・エリヴォがノミネートされていたのだ。

オークワフィナじゃないんだ。
ってか、助演にルピタ・ニョンゴもいないんだ。

今年は、白人だらけの映画賞となりそうで早くも炎上気味だが、本作の強引すぎるノミネートで火に油を注ぎそうである。

この作品、奴隷から奴隷解放運動家に化けたハリエット・タブマンの伝記映画なのだが、ひたすら無難無難、ひと昔前の伝記映画なスタイルを維持していくので、虚無を極めています。悪いところはないが良いところもない。ハリエット・タブマンは凄い人物なのは伝わるが、教科書をなぞっているだけのようで無味無臭なのだ。明日には忘れそうな毒にも薬にもならず、かといって現代の黒人女性にまつわる問題ともコミットしない。

ところで、そもそも本作は映画祭やらなんかで話題になったのだろうか?優等生過ぎても映画は面白くない典型であり、これがアカデミー賞にノミネートされるのはある意味事故だと言えよう。