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ハリエットのふーたらのレビュー・感想・評価

ハリエット(2019年製作の映画)
3.4
コロナ明け4週目、まだまだ他県の映画館には遠征出来る雰囲気ではありませんが、ぼちぼち新作も公開されつつあり、アフターコロナ的な日常的に慣れ始めた感じ。

恒例の週末、ハシゴ鑑賞ですが、そんな中から、新作、準新作合わせて4本を厳選。
その、3本目は、アカデミー賞の圧倒的なパフォーマンスが印象に残っているシンシア・エリボ主演の「ハリエット」です。

奴隷の主人公は、自由黒人の旦那と結婚したが、主人公も生まれてくる子供も、ずっと奴隷のままであることが分かり、「自由か死か」という選択の中、逃げ出すことを決意します。
大変な思いをして、フィラデルフィアまで、なんとか辿り着いて、目にした堂々とした自由黒人達に刺激を受けて、自ら奴隷を解放する組織の「地下鉄道」に身を投じていくというお話しです。

全体的に、わりと坦々とお話しは進んで行きます。また、主人公は頭の怪我の後遺症から、スパイダーセンスのような危機感知能力を身につけているので、意外にあっさり、危機を回避しちゃいます。

しかも、主人公の「ハリエット」は、実在した人物で、次の20ドル紙幣の肖像に予定されているので、史実の通り、長生きします。
それ故に、安心して観られる1本だったりもします。

2020年に劇場で観た映画の中で30位(47本中)です。
(本数は新作、および準新作の劇場鑑賞本数で、複数回鑑賞も1本でカウントしています。)

(2020/06/06 ユナイテッド・シネマなかま16 2D 字幕)
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