KUJIRA

ハスラーズのKUJIRAのネタバレレビュー・内容・結末

ハスラーズ(2019年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

あんなに楽しそうなら、ストリップに行ってみたい。
実にエロい。でも、それだけじゃない。カッコいい。段々とエロなのか、アートなのか分からなくなって来る。

妖艶な表情、完璧なボディ、破格のカリスマ性。ジェニファー ロペスが圧倒的な存在感で演じるラモーナが堪らない。
ほぼ裸の状態での腰振りとポールダンスに見惚れてしまう。

デスティニー役、主演のコンスタンス ウーは初めて見る。
ネット検索したら、顔が随分変わる人だ。
かなり美人に見えるかと思いきや、おばちゃん臭いショットも。今作では、ロリータ炸裂。
演技力に長けた人だ。

リリ ラインハート、この人も見た事無い。凄い綺麗。

ジュリア スタイルズは、妙に好きな女優さん。いつも落ち着いた演技とあの顔立ちが安心する。
この女優さんがストリッパー役だったら、ギャップ萌えしたかも。

他のストリッパー達は、あまり女性としての魅力を感じなかった。でも、最初の方の面々は、家族感があって好感が持てる。

性的な職業の人が、裏で普通の会話をしている感じが個人的には好き。
私ストリッパーですが何か?
と言わんばかりの自己肯定感が小気味良い。

彼女達のやり取りに、何度も笑みを浮かべてしまった。

景気の良かった時代から、リーマン ショックで激変した経済。そこから道を踏み外して行く所までは、かなり面白かった。
そこから、急に語りが雑と言うか、端折っている印象。
ラモーナが暴走するに至る心の動きが、イマイチ伝わって来ない。
1番丁寧に描いて欲しい所。

インタビュー中に、デスティニーがラモーナが何て言ってたか気にしたり、録音を嫌がったりするが、何の伏線でも無かった。

実話が基だから仕方無いが、ドンデン返しと言うか、意外なオチと言うか、もう1プッシュ欲しかった。

スティービー ワンダーは、実は見えている、と言うネタと、
「私達は、シャック&コービーよ」
からの
「シャックはイヤだ〜」
がツボだった。
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