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ハスラーズのnyのレビュー・感想・評価

ハスラーズ(2019年製作の映画)
3.8
“私達最強だったよね”

最高すぎて最初からう突っ伏した…ジェロにリゾにカーディーと惜しみなく最強DIVAを起用してきててアガる。
”この世は弱肉強食。リングに上がるわよ。”新しい切り口のエンパワーメント・ムービー。
オーシャンズ8とは同じジャンルの中の対極線上にある作品だな〜と思う。この作品の賛えるべきところは、華麗な反撃戦で終わらなかった所でしょ……
煌びやかな世界とは裏腹に生きていかなければいけない現実。その中でもどうにか、どうにか生き抜くその姿に思うところがある。
登場人物を被害者扱いしたり、称えりしない描き方。スカリファ監督が『彼女達の経験全てに共感できる。孤独との格闘や、自立を求める気持ち。母であり、友であり、姉妹であり、娘であり、立場の違いを超越する絆で彼女達は繋がっている。』と言っているのが印象的。
またキャストが役作りの為にストリップ業界の女性に合い実際に知ろうと努めたところや、実際にストリップで働いていたカーディやトレイスを起用したりと、好きだな〜と思うところが沢山ある。ストリップで働くのは、ただ日々の生活を過ごす為。
爽快ではなくかなりヘビー。
ラモーナとデスティニーの最後のシーンで涙ぐむ。”母親は全員イカれてる”

ラモーナは太陽。太陽は時に人を焼くことができる。奪わなければ、奪われる。
ジェニファーがインタビューで『すべての人間がリスペクトされるべきだし、思いやりを持って接してもらう権利がある。選んだ生き方だけで評価されるべきではありません。たとえそれが間違った選択だとしても、誰もがハッスルしていて、駆け引きをしていて、必死に毎日を戦っています。女性は常に性的な目線で見られているけど、それを武器として稼ごうとする途端に非難される。映画の中でストリッパーはいつも使い捨てにされています。ハスラーずはそうした女性達の人生を深掘りし、彼女達の良さ、悪さ、醜い部分まで全てを曝け出している。』と言っているのを読み、私の中でのハスラーずのあり方が変わった。

”株を買うように女を買う” ”何でも許される世界が羨ましいから” ”ほとんどの男の人が女に騙されたことを認めない。彼らのプライドが邪魔して通報できない。彼らは女のことを知ろうとなんて思っていない。ただ自分の理想の女を求めているだけ。まさか彼女達が自分を騙せるなんて思ってもいない、彼らは妄想の世界で自分を無敵だと思っている、だから不意を疲れるのよ”
刺さる言葉が多かった。自分の為に生きる。