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ルース・エドガーのKAYAのレビュー・感想・評価

ルース・エドガー(2019年製作の映画)
4.0
戦地で生まれ、車の運転を習う前に銃の扱い方を学んだ主人公のアフリカ系の青年。彼は白人夫婦の養子として迎えられ、辛い過去があったが、今は学校一の優等生で知られている。その反面、学校で起きた出来事が発端で、彼の本性/葛藤が少しずつ明るみに出ていく話。

"MA GET HOME SAFE”でクレイジーな隣人を演じていた、オクタヴィア・スペンサー(今回は青年の先生役)と主人公の青年のダブル主演的な映画やったけど、上述の映画のせいで、またこの先生役の人が悪いんちゃう?て思いながら観てたら、主人公の生徒もまあまあの癖ものでいいギャップ。

映画を見終わった後に他の人のレビュー見ながら自分の感想振り返るのにはまってるけど、皆さんコメントの通り、多様性(出生地/性自認/家族の形(今回は養子)に溢れ尊重されてるように見えるアメリカって、一見実情を知らんと日本より進んでるな、色んな人が認められてて住みやすいんやろなくらいに感じることもまだある。

けどこういう映画を見る度に、多様性がしっかりカテゴライズされ過ぎてるせいで、自分の人種はアフリカ系やのに、両親が白人でバックグラウンドが他のアフリカ系の人と異なるから、アフリカ系の友達からも煙たがれるとかっていう葛藤も起きるんかな。。

感想読むだけじゃなかなかわかりにくいと思うけど、人種や養子(家族の形)等アメリカならではのトピックが詰まった一作なので是非見てみて!!
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