あべゆ

彼女は夢で踊るのあべゆのネタバレレビュー・内容・結末

彼女は夢で踊る(2019年製作の映画)
4.7

このレビューはネタバレを含みます

㊗️10.23全国公開!
時川監督とは、袋町のバー『koba』で初めてお会いしました。ぼくのまわりにも「時川監督、会ったことある」ひと多いのですが、だいたいどこどこのバーとか飲み屋とかで、と。広島の街場にいる映画監督なんですね。時川さんの映像は、広島の街と人への愛を強く感じます。(この動画のように: https://youtu.be/YtswYPQju_A )広島で生まれながら大阪で育ち、約40年広島に憧れてたぼくには、たまらない作品ばかりです。

『彼女は夢で踊る』も、究極の広島愛映画でしたね。横川シネマ、ガード下、柳橋、お好み焼き屋、バー、クラブ、スナック、ホテル、流川の通り、太田川河川敷、広島の街場が美しく絵になってました。閉館間際の(はずだった)広島第一劇場と踊り子さんは、広島の街場の華やかだったりせつなかったり楽しかったりすっぱかったりする思い出の結晶のように綺麗でした。

奇跡的に取り壊し前に撮影できた舞台、広島第一劇場は2020年10月現在も営業中。全国のみなさまに、この映画を観たら、ぜひ、奇跡的に営業を続けるこの劇場を見に広島を訪れてもらいたいです。

【追記】2020.11.13 2回目鑑賞
全国公開後、矢沢ようこさんが広島第一劇場に出演されているタイミングで、広島横川シネマ凱旋公演。時川監督、横山雄二さん、矢沢ようこさんの舞台挨拶つき。第一劇場の矢沢さんファンがみんな(第一劇場の社長も)来ていて、第一劇場がガラガラだったとか。2回目はストーリーわかってるので、ひとつひとつのシーンの美しさを堪能しました。
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