上映後の監督による説明などを交えながら。
元々、記録として撮り始めて身内にしか観せる予定はなかったとのこと。
観た人に劇場公開を勧められて公開の運びになったと。
未公開の段階でキネ旬のランキングに入ったという話には驚いた。
題材は最高にいいのにクソ編集で台無し。
なぜ劇場公開にあたって再編集しない!?
画角が悪いのは元は映画ではなく記録だったという出自から
仕方ないと譲歩できるが……。
何人もの識者が話をしてくれているが、
無駄なカット割が多すぎる。
あんなに入れ替える必要はない。
説明テロップのタイミングも悪すぎて、
話に出てきている人物か、話している当人か、
どちらを説明しているのか混乱するレベル。
無駄な効果音や文字による無駄な問い。
無駄だらけだ。
視聴者をなめた出来の悪いテレビっぽいなぁと
思いながら観ていたところ、
監督は元NHKの歴史系番組のDだと。
「テレビっぽいなぁと思いました」と言ったら
「所詮テレビ屋ですから」と言われた。
自虐は要らないから精進してほしい。
劇場で公開するならちゃんと「映画」にしてくれ。
再編集して再公開していただきたい。
ドキュメンタリー映画で名を馳せている地方局もある。
テレビ屋は言い訳にならない。
絵画には観るべきところが多く、
今の版画との技術の比較など興味深い試みもあった。
識者の話もおもしろく、もっと深く聞きたいと思えた。
細川”お殿様”護煕氏の男気で春画展が実現した話は軽く感動を覚えた。
題材も取材も悪くないんだ。
こんなにもったいない映画、他に知らない。
編集!!!!