ちろる

アザーフッド 私の人生のちろるのレビュー・感想・評価

アザーフッド 私の人生(2019年製作の映画)
3.8
愛情豊かに息子を育てて、社会に送り出してホッとしたのもつかの間、あれ?息子から音沙汰全くないしメールすら返信ない!
ってか今日は母の日なのに!!
と怒り心頭3人の妙齢なおばさまたちの大奮闘を描いたこちら。
予告編がめちゃめちゃ面白そうだったけど、予告編以上の面白さにはならず。しかし予告編で期待したくらいには楽しめたかな。
マザーフッド、母親時代は意外にあっという間で、ママママと追いかけられていた頃は夢かまぼろしだったのか・・・もはや赤の他人より疎遠になった息子の家に押しかけるなんて心臓飛び出るくらい緊張してしまう、そんなベテランママたちの苦悩が痛々しく切ない。
まだまだ甘えんぼの息子につきまとわれてるママたちがこれ見たら、今の時間よ止まれ!って願うかもしれない切ないママのブルース。
大人になると息子たちだって自立していろんな事情かかえて、もうママには言えないことが積み重なってくわけで、それも含めて成長なのだけど、それでもママたちからしたら用済み認定されたみたいな気持ちになっちゃうよね。
そんな息子たちの姿を成長!と捉えてどうにか納得するためにはママたちにももう少し個人的な楽しみが必要なのかもしれません。
母と連絡とりまくってる私は客観的に観れたけど、自立した息子はもちろんのこと、まだ小さな息子さんを持つ母さんや、久しく母親と連絡とってない息子の立場から観たらまた違った感想あるんだろうなぁーと気になるところです。


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