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ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジのおはうちのレビュー・感想・評価

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死刑囚のウディ・ハレルソンとナオミ・ハリスの犯罪者二人組のプラトニックラブ、ボニーとクライドよろしく車での逃避行の軽快さ、抜けの良さ、主人公サイドとは別軸で盛り上がってる様子を楽しむ。

ウディ・ハレルソンが死刑が決まるとキレて高速で壁殴りする次のカットでナオミ・ハリスが絶叫している編集とか馬鹿馬鹿しくて面白かったな、ライトな映画。

ヴェノムに謝罪してるはずがミシェル・ウィリアムズに寄生しているために、見た目では彼女に謝罪しているようにしか見えないのがヘンテコで笑った。

接写が多過ぎないかなコレ、IMAXせいなのかな、画面が見辛くて仕方なかった。アクションで何を見せたいのかイマイチ整理出来て無くて感心する箇所が希薄。カーネイジの刑務所大暴れも何が何だか分からん、急にサイクロン作るし。

本作最大のプロダクトプレイスメントはオマケ映像だったな。

防音の牢屋ごと触手で抱き締めてブチューってするのとか、その手前でグチョグチョ生命体に寄生された姿を見せてもサイコーっていう彼女とか、仲睦まじい所でほころんだ。

しかし、ヴェノム新作を観た後に前作を見返すとやっぱりアクションの見せ方には落差があった。前作での終盤、ロケットまでに続く長い通路でのシンプルな動線でのアクションに破綻が無い。前作でミシェル・ウィリアムズから指輪を突っ返されたから、新作ではトム・ハーディの自宅に指輪があったのを理解した。
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