観ながら『チョコレートドーナツ』とか『彼らが本気で編むときは、』っぽいなぁと思ったけど、
ラストまで観てそれらの映画とはまた違った描かれ方をしてる温かい映画だと感じた。
確かに主人公は同性愛者ではあるんだけど、同性愛が普通か普通じゃないかという話というより、むしろその論点で観たり描かれたりするのは古くて、
シングルマザーの子育ての難しさといった社会問題も組み込まれてて見ごたえがあった。
田舎の閉塞的な人間関係では噂の的だろうけど村人たちが主人公を受け入れてる描写に救われた。
同性愛の捉え方(描き方)も昔と比べれば優しくなってるのかも。
空ちゃんのセリフで「パパとママとしゅんくんと4人で暮らしたい」とあって、
いやいや無理でしょう難しいよ、と思ったけど、
ラストの4人の姿を見たらもしかしたら無理じゃないかもなんて思えた。
