いやわかれたり結婚したり子連れで戻ってきたり藤原季節自分勝手だなおい？！？！
……とブチ切れ案件どろどろ昼ドラ路線になりそうなところを、
「そんなだらしない君でも大丈夫」「人間誰しも間違いはあるよ」と超寛容な世界観ですべてを包み込んで、全然憎めないキャラクターにしてしまうのは今泉監督ならではだな、と。
『愛がなんだ』でもテルちゃんやマモちゃんのだらしないところ、執着がエゲツないところなどを、直して成長、ではなく、そのままの君でいいんだよ、と肯定している感じだったので。
ツッコミどころがけっこうあったけど全体的な映像とか空気感とかはすごい好きだった
宮沢氷魚、日本家屋に似合わない身長だ…大丈夫か…？と思っていたら案の定給湯器故障たしかめシーンで頭ゴチンてしてたのが良かった
あと扉の高さと身長が同じだった
他の人のレビューで見かけたけどたしかに台詞に頼りすぎというかそこまで説明しなくても良いよ！ってとこはあったかなあ。
あと、私は、田舎ってある種都会よりも冷酷で残酷だと思っていて、あんな綺麗にことが収まるはずないなと思った（あくまで私の田舎の印象だけど）。東京の飲み会のシーンは絵に描いたようなキモ飲み会だったけど、そうは言っても、都会ってそれぞれの生活に変に口出ししない（と思う）し、人もいっぱいいるから価値観合う人に出会おうと思えば出会えるじゃん。それに比べて田舎はどうしたって排他的だし、映画の中でも描かれてたけどすぐ根も歯もない噂流すし、男尊女卑とか差別意識とかは強いと思うの。あんなうまくいくかなぁ……
あとフリーランスの翻訳家の給料で神宮前のマンション住めるんか？！とか
他の人も言ってたけど弁護士のお金問題とか
ツッコミどころいっぱいあるので人と一緒に喋りながら観たいわ
私は藤原季節が「ごめん、俺が身勝手で……」って言う度にそうだそうだー！！って野次いれる係やるわ
あとLGBT映画って括り方が無くなって普通に恋愛映画とかヒューマンドラマとかでまとめられるようになれば良いね
