上映館(11館)

「his」に投稿された感想・評価

粗探しをするのが嫌になるくらいの良い映画。
宮沢氷魚は演技上手いなぁ!
邦画の中では久々に当たり。
ゆき

ゆきの感想・評価

4.5
現代だからこそのLGBTの苦労とか、大変さが伝わってきた。色々考えすぎて泣いた
自分の境遇次第で捉え方がだいぶ変わると思う
現代社会における問題提起。
誰もが幸せを掴む権利がある世の中になりますように。
綺麗な物語だった。
2020年制作。今泉力也監督。ゲイである事を隠して田舎で隠れ暮らす青年・井川迅(宮沢氷魚)、6歳の娘・空を連れた元恋人・日比野渚(藤原季節)。社会のいわれなき差別や偏見にさらされながらも、一緒に生きていこうとする同性カップルの姿を描いた作品。

制作がメーテレ。物語の場所が白川。…ときたら、あれ?『岐阜にイジュー!』かよ、と思ったら、まさにロケ地も同じところ。映画もTVドラマも、ほのぼのした雰囲気やら気のいい人達多数やらで、つい懐かしくなってしまいます。

しかし、渚の「別れよう」っていうシーンからの始まりは、端折った感で残念に思いました。願わくば、2人が出会う江ノ島のシーンとか、ラブなシーンも少し入れて欲しかったなぁ…。その方がより、現実の大変さが浮き彫りになって感情移入出来たのになぁぁ。

恋愛の先に待っているものって何だろうね?
若い2人には可能性がたくさんある。
『男』と『女』という概念しかなかった昔の自分には、恋愛したら当然、結婚が繋がっていると思っていたけど、大人になってみると、色々な概念があることを知り、そんな単純なロジックだけではないことを知った。

迅が思った「自分が優しくなれば、世界も優しくなるかもしれない」ということ。その結果、迅は周囲にカミングアウトをしてみるのだが、私は「何でそんなことを!?」って少し心苦しくなってしまった。ここに登場した集落の住人は、大らかな人達を登場させて温かいタッチで描かれていたので、映画を観て良かったとほっこりさせてもらえたが、現実はそうではなかろう。特に過疎地であるほど、閉鎖的でよそ者には好奇心や猜疑心の目が向けられる。
LGBTQという言葉も広く知られる様になってきたものの、やはり『みんな一緒』を推奨する傾向の強い日本においては、自分と違うものを受け入れることに対する偏見は残っている。

この作品は、多様性を受け入れて共存して生きていけたらいいね、という希望を感じさせてくれる作品でしたが、私には何だか、おとぎ話だな〜って、少し蚊帳の外的な印象を感じました。現実的じゃないけど、ちょっとジェンダーに自信がなくなった時に偏見を取っ払える勇気が貰える作品なんじゃないかなって感じました。
受け入れる体制は意外なかたちであるのかもしれないと。
おじいさんの言葉がぐっとくる。
4人がこのままでいられたら。
いつのまにか涙が。
JUN

JUNの感想・評価

3.8
周りがどう接してくるかみたいなところが他の映画よりも割合多い。
それが良かったー
毬藻

毬藻の感想・評価

3.5


性に於いても仕事に於いても、多様な生き方が認知されながらも決して消えることのない差別意識。
それぞれが自分達らしく選択し戦っている姿を、優しく丁寧に描かれていた。


彼ら彼女らの回りはまだ、解決していない問題だらけだけど、4人の間の空気は柔らかくなり、希望が見える終わりはとても心地よかった。


子供、語りすぎじゃない?って思ったけど。


それにしても音楽が素晴らしい!
マリアロードがこの映画のエンドに流れることが至福。エンドロールで泣いた。
てるる

てるるの感想・評価

4.0
ゲイとゲイが田舎で子育てしようとする話。

この感じだと田舎で村八分にされて虐められる…的な話かと思いきや優しさに溢れた話だった。

正直、最初は渚の身勝手さに唖然。
それでいて、「お前が忘れられないんだよおぉぉぉーーー(ガバッ)」で許しちゃうしゅんくんに「え?」てなったんですが…

ダメ男の更生。
親子愛。
法廷もの。

好きなものが詰まってたな。
パイプオルガン組み立てるとことか見たかったな。

胸糞映画「楽園」の嫌な田舎とは違って、優しい田舎なのも良き。
猟師のおじちゃんとのシーン良かったな。
飲み会でポンポンされるの良かったな。
聞いた話によるとあれアドリブなんだって!
ジジイナイスアドリブ👍

あと意外とキスシーンが濃厚でビックリ!
後ろの席のじいさんもビックリしたのか、かなり大きな屁をこいて二度ビックリ(実話)

あざとさやファンタジーが無い分、ステップよりこっちの方が断然泣けた。
ついでに美里ちゃんが「でも、ごめんなさい」て言われるシーンは胸が抉られて死ぬかと思った(꒦ິ⌑꒦ີ)

子役の子もちゃんと子供らしさもあるし、可愛さでもこっちに軍配があがる。
出町座最終日だったので

どこかで
「映画に出てくる全てのものが、ラストシーンのためだけにある作品は美しい」という言葉を見たことあって
その方は『初恋』と、この作品を挙げていた
その理由が分かってしまった 今泉さんの作品で1番 ラストシーンが愛おしい作品かもしれない
「ありがとう、でもごめんなさい」もあったし
セーターの匂いを嗅ぐところは 『愛がなんだ』のテルちゃんを思い出した
『知らない、ふたり』や『mellow』なんかは
主人公たちと関わっているようで心的にも物理的にも少し離れている カップルのたわいない会話があって それがすごく好きなのだけど
この作品にはなかったな
なかった分濃密にみんなの姿を目に焼き付けられたきがする

監督の過去作と比べたり類似点を探すのはとても簡単で
家族になるということがわたしにはまだ少し先の話であるからこそ 人生の距離として胸が締め付けられてしまった
苦しさの描き方がここ最近観た映画でダントツで それは同性の恋愛であることが大きなことだからなんだと思う
全然大きなことでもなんでもないのにね
お葬式後のシーンはボロボロ泣いてしまった
今泉さんの作品はずっと「好き」とはなんなのか?について考えてしまうし
それは多分人間のもう 本質問題のひとつだから仕方ないのだなと思ったり
タイトルの意味を考えて また愛おしくなってしまった
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