りょーこ

スミス都へ行くのりょーこのレビュー・感想・評価

スミス都へ行く(1939年製作の映画)
4.0
1939年モノクロ・コメディ・ドラマ

『デーヴ』の元ネタかなぁ?

イエスマンとして利用するため連れて来られた若者が、政治の腐敗を暴いていく爽快作品でした!

後半の白熱舌戦は必見☆
議長が思わず笑う姿に、こちらもニヤリ( ´∀`)



ダム建設法案を強引に通そうという時、ある上院議員が死亡。

他議員は土地転がしを隠蔽しつつ、イエスマンとなる議員補充の為、政治経験ゼロだが市民から人気のボーイスカウト隊長、ジェフ・スミスを指名した。

スミスは右も左も分からぬまま、愛国心と理想主義、バカ正直なスタイルだけを頼りに議会へ。

しかしそこには妥協、汚職、裏切りが蔓延っていた。

そこでスミスは、秘書サンダースと共に一から制度を学び、彼等に対抗しようとするが……



失われた大義

あまりにもな知識不足と理想主義だけれど、彼の真っ直ぐな言葉、想いは腐りきった議員たちにも響いた☆

政治作品は胸糞悪くなるばかりだし、毎回シン・ゴジラの内閣総辞職ビームを発動させたくなるけれど、これは良かった!

敵対するクソ議員の妨害は本当に酷いが、その分スミスの愚直さが映える♪

議会で手伝う少年たちが可愛かったなぁ~
あんなお仕事?ボランティア?があるのですね。

スミスの秘書が突然キレるのですが、いきなり言葉遣いがクソ悪くなって笑えましたww
いきなり過ぎる(* ̄∇ ̄)ノ

自由の国の指す本当の"自由"を目指す、大義の為に戦うバカ正直さに、立ち上がって応援したくなる良作でした☆
りょーこ

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