書き直します
ウルトラマンガチ勢はこの映画で満足の様
シンゴジラ期待していた人はいまひとつ
と言う様な感想で大方締められていた様で
改めて刷り込みの力を感じました。
私は後者だったので、シンを冠したこの作品群で特撮作品の市場拡大がなされればと期待していたのですが、そういう映画ではなかったですね。(変な期待をしてしまった)
バンカーバスター(mop 2)を出してダメージが無い怪獣(禍威獣)が不自然で、逆にB2爆撃機が全滅無残にやられる描写もしない、フェイズドアレイレーダーの様な器官を持っているのかいないのかの言及もしないので、シンゴジラとは微妙な関係に置いていることを分からせようとしていたのではないか？東宝の看板怪獣最強と円谷看板ヒーロー最強を崩したくないという制作者たちの配慮の末の構成だったのかと。。。
好意的に捉えると、ウルトラマンを成立させる事が目標の映画で、Qというか怪奇大作戦的な雰囲気も漂わせ、一般的には不思議、見た事ない、映像群をモザイクとしてまとめた、空想特撮を体現しようとしたのかもと考えたりして。
なんにしても禍威獣になんとか倒すなり対処してきたはずの組織「禍特対」が機能しそうに見えなかったです。
防災大臣が趣味で禍威獣を命名しているというのは、防災庁周辺に外星人がいて禍威獣に対処(説得)していたということか？
一番良かったのは山本耕史さん「浅草一文で割り勘」私の好きな言葉です。
早水あかりさんのお菓子食べ過ぎシーン可愛い。 斎藤工さんの変な存在感ハマり役かも！ 西島さんは？で実はシン仮面ライダーにも出たりしたら変な感じ！
一番可哀想なのは長澤まさみさん
役割きちんとこなしていて話題にもなっているけど観客目線では彼女ならではという感じを受けませんでした。シンゴジラの出演者が羨ましいとコメントしていた彼女の欲求は満たされていないんじゃないかと余計なことを感じました。
映像としては冒頭シンゴジラからのシンウルトラマンタイトル、ウルトラQの巨大不明生物群の見せ方は最高に旨いツカミだと思います。
あと、聴けば皆が納得する主題歌は最高でした。
今の若年層を掴むのには適切な選択であったと思います。(オリジナルの歌をチョイスせずに、仮にそうした場合も想像しつつ、作品にきちんと向き合った米津氏は、ホントいい仕事をしたと思います)最近はあまりグッズを集めたりしないんですが主題歌CDレーザーカプセルは妙に欲しくなっちゃいまして予約ゲットしました。M八七の文字がMATに見える様にデザインされていて「そんなに帰ってきたかったのか庵野秀明」って感じです。 次のシンシリーズ「シン仮面ライダー」が終わったら、是非奥様と一緒に「シン監督不行き届き」に取り組んでいただき、アオイホノオ以降の庵野さんの苦悩を読んでみたいです。
