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シン・ウルトラマンのぉゅのレビュー・感想・評価

シン・ウルトラマン(2022年製作の映画)
3.7
2022年 鑑賞 22-130-15
劇場 にて
「平成ガメラ三部作」の特技監督や「日本沈没(’06年版)」「実写版進撃の巨人シリーズ」等の樋口真嗣監督、「新世紀エヴァンゲリオンシリーズ」等の庵野秀明企画・脚本など「シン・ゴジラ」の製作陣が参加した、シン・ジャパン・ヒーロー・ユニバース(庵野ユニバース)シリーズの3作目で、初代ウルトラマンのリブート作品。

怪獣 → 禍威獣
科特隊(科学特捜隊) → 禍特対
宇宙人,星人 → 外星人
「働きマン」の登場キャラの名前(性抜き) → 「禍特対」メンバーの名前(「働きマン」の作者の安野モヨコさんは、庵野秀明氏の妻)
シン・ユニバースは各世界が繋がっている(会社が違うため直接的なものは描かれないが)?ゴジラ = 使徒 = 禍威獣(昭和にゴジラの着ぐるみにエリマキつけてジラースがあった。すぐウルトラマンにエリマキを剥がされたが)

「男はつらいよ おかえり寅さん」から、約2年3ヶ月ぶりの劇場で鑑賞!映画館っていいですね!平日の朝の上映終わりで、たくさん人が出てくること。まだまだ日本も捨てたもんじゃないね!と思った。
私はあまりウルトラマンには詳しくないので、悪しからず...

冒頭からの「シン・ゴジラ」のテロップ。今まで日本に現れた禍威獣や、禍特対が設立された経緯が。前から日本には禍威獣が出現していたようだ。ネロンガ出現シーンでの禍特対や自衛隊、防災省とが集まって作戦会議シーンは、「シン・ゴジラ」のシーンと似ている。ガボラは核を内包している、登場人物の台詞回しの早口さ、どちらの作品にも竹野内豊さんが出演している... 最初に出現した禍威獣ゴメス = ゴジラか?

“あなたは人間なの?外星人なの?” “両方だ”
冒頭 〜 ネロンガ戦までは、神永新二(斎藤工さん)は人間。子どもを守ろうとして亡くなった。その説は(おそらく)合っている。人間は背広、ウルトラマンはカッター(ザラブ(声:津田健次郎さん)の言っていた “群れ” は、新二も言っていたことからもわかる)。あれを外したら人間とウルトラマンが分離、身につけると共存。だから新二は2人いたシーンもある。
最初に空から降って来たウルトラマンは、銀色の巨人。2度目以降地上から登場したウルトラマンは、赤ラインあり。活動時間は限りある(ここが共存しているから)、カラータイマーがない故、ラインの色で示される(赤 → 緑)。
ザラブ扮するニセウルトラマンは夜に出現し、ウルトラマンは昼が多い!

人間が環境の破壊で蘇らせたという、環境問題も盛り込んでいる。ジャズが流れたシーンも印象的!

特撮シーンやCGは、さすが樋口真嗣監督と唸る迫力!映画館ならではの大音響も相まってマジ最高!特に最初のスペシューム撃つ時の両手が光るシーンのカッコ良さ、光輪出ないと焦らす所がより最高!
テロップ、浅見弘子(長澤まさみさん)のバックを追う映像、リモコン越しの映像、煽りのカット、公園のシーンのあの雰囲気、遊具の静止画、揺れるブランコ、メフィラス(山本耕史さん)戦の舞台の工場など、庵野秀明さんの実施作品の「ラブ&ポップ」「式日」「キューティーハニー」等を想起させる。
カウントダウンタイマーのテロップや最後「おかえり」の台詞は「トップをねらえ!」を想起する。
摩砂雪さん、鷺巣詩郎さん、山下いくとさん、大月俊倫さんらの参加。
これは庵野さん色も感じる。庵野さんのやりたかったことは、こういうことなのかも知れない。

“そんなに人間が好きになったのか、ウルトラマン”
まさか?(声: 山寺宏一さん)の登場!そして、最終兵器として?も...

庵野秀明狂の私には、非常に嬉しい、楽しい、ぶち上がりな内容の初代ウルトラマンのリブート作品だった!思ったよりウルトラマンで、特撮作品だった!もう少し難解なストーリーとかになるのかなぁと思っていた。ただ、ウルトラマンが神じゃなくて良かった!

「成せばなる 成さねばならぬ 何事も」

※おまけの夜の考察動画ありがとうございます!食い入る様に観ました!

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