幼少期にウルトラマンシリーズを腐るほど見て育ったウルトラマンキッズだったので思い入れがかなりあり、前評判を聞いた感じ期待より不安の方が大きかったが、心配していたほど酷くはなかったけど、満足いくようなものでは無かった。
自分がウルトラマンに求めているのはやはり怪獣との肉弾戦、星人との心理戦などだが、今作ではどちらも微妙だった。現代にアップデートするために国際問題の描写に時間を割いたり、地味な描写ばかり。その割には他国は登場しないし。特撮映画にあるワクワク感というものが欠如している。多分、小さい子供たちがこの映画をみても胸躍らないだろう。カット割り、カメラワークもめちゃくちゃ嫌い。まあ、『シンゴジラ』が合わなかったのでこっちも合わないのは当然。例の長澤まさみの件に関しても否定派。
良かった点は、結末まで話がシームレスに繋がっていた事と、ゼットンの使い方。ゾフィーが人類を殲滅させる為に持ち込んだ兵器という設定が新しくて面白かった。
