それ、世田谷公園だよ!!!
「極悪女王」の役がパンチ強すぎたので、シンプルかっこいい斎藤工が見たくて。
(と思ったら、白石和彌監督、飲み屋の大将役で出てて笑った)
のっけからゴリゴリの昔の特撮ドラマのテンションで笑う。庵野は令和でも変わらないんだな……。
そもそも確かにウルトラマンが何なのか、どこから来たのか、誰なのか分かっていなかったことに気付く。
公式サイトのABOUTにて映画の元になったウルトラマンの絵画を知り、キャラデザを担当した成田亨の物語を知り、悲しい経緯に胸がキュッとなった。そんな成田の想いを受け継ぐ仕上げになったのは、さすが庵野。弱者の味方だ。
かっこいい斎藤工が見たいと思ったけど、こちらは真面目すぎてパンチが足りなかった。予告編から思っていたけれど、西島秀俊の主人公みが強い。
スーツ姿、話し方のテンション含めて「昨日なにたべた?」のシロさんに見える。
こうゆう長澤まさみ最高〜〜。「シン・ゴジラ」の石原さとみより説得感あるし、ちょこちょこチャーミングなのがいい。淡々とした斎藤工とのコントラストてガムシャラでいい。
最早男らしくて、ヒロインじゃなく少女漫画の男の子なんだわ。
山本耕史が出てきた瞬間、音楽に喜怒哀楽や四季が生まれたのなんで?(笑)ちょっとだけ出てくる竹野内豊もかっこいい。
こんな感じで人気俳優とキャラ立ったメンバーもよかった。
庵野らしいバリバリの早口セリフ、みんな早いと思うじゃん?私、ワンチャンあの中に入ってセリフ言えるくらい早口なので、聞き取るの余裕でした。
そこで私、意外と庵野の早口世界観好きかもって気付いたのと、カットされた斎藤工と長澤まさみのキス、強いて言えば見たかったです。
多分この辺りだなってポイントはあったけれど、これ中身が神永というよりウルトラマンなので、なくてよい判断は納得。
全然長さを感じさせない、夢中にさせてくれた2時間なのだが、え、終わり!?というくらいアッサリだった。